volunteer tour 20110603-06 IWATE O-tsuchi_Kamaishi ②

今回利用したバスツアーは東京駅からの出発です。

調べるとわかりますが、東京以外からのバスツアーは少ない為、今回大阪や山口など東京以外からの参加者が多かったです。
いったん東京へ高速バスや新幹線で出てきて、そこから更にバスツアーに参加されるという行動力には頭が下がります。

東京駅付近のバス乗り場には大槌行きと陸前高田行きとが並んで停まっていましたが、
ニュースでの取りあげられ方の違いからか、陸前高田行きは人数も多く、そのほとんどが若者でした。

今回私が向かったのは岩手県大槌町です。バスツアーの参加者は私含め34人でした。


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東京を出発して約9時間程だったでしょうか、岩手ふれあいランドに到着。
まだ周りの景色にかわったところはなく、この時点では地震の面影は感じられませんでした。

着くまで知らなかったのですが、ふれあいランドは被災者の方々の避難所になっていました。
早朝でしたが、そこで今生活をしている子供たちが近寄ってきて挨拶をしてくれました。
元気そうでほっとします。ふれあいランドで職員の方だと思いますが、ボランティアの私たちへ感謝の言葉を頂き、まだこれからというところでしたが、出来るだけのことをしようと気持ちが高まりました。



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ボランティアとして活動する場合、そうでない人と区別がつく目印が必要です。
必ずボランティア保険に加入し、現地のボランティアセンターで受付をして指示に従う必要があります。
今は写真のようなボランティア用のシールを貼って活動します。



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岩手ふれあいランドにて作業着に着替え、いよいよ活動場所へ移動します。

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釜石市に入ると、いよいよ津波の被害を生々しく目にすることになります。

車が走れるように道路の瓦礫は寄せられきれいなものですが、
積み上げられた瓦礫の山は、想像を超えるスケールです。写真は新日鐵の釜石製鉄所です。



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被災地に近づくにつれ、自衛隊の車とよくすれ違うようになりました。食料などの物資を運んでいます。



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車で走っている途中、中学校のテニスコートでは学生たちが元気そうにテニスをしている姿が見えました。
おそらく部活動でしょうね。学校には通えてるんだなーとぼんやり見ながら校舎の表側にまわると、校庭は一面真っ黒いテントが張られていました。どうやら自衛隊のキャンプようです。
そして、その道の反対側もおそらく学校だったと思いますが、仮設住宅を建設中でした。


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土曜ということもあり、ボランティアは私たち以外にもかなりの人が集まってくる為、
そのタイミングや人数によって、活動場所がなかなか決まらず待たされたり移動させられたりして時間が過ぎ去ります。
被災地でのボランティアは、現地のボランティアセンターとその管轄下のサテライトにて指示をもらい、
与えられた範囲の中でしか活動が出来ません。
なので、いくら時間があり、力が余っていたとしても、ボランティアセンターの担当者が管理出来る範囲、管理出来る時間の中でしか活動ができません。
実際、そういった点で多くの人がもどかしさを感じているのです。



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私たちの初日の作業は側溝の泥かきです。
瓦礫は重機で大ざっぱに集められていますが、側溝につまった汚泥は人の手で取り除くしかありません。



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広大な泥だらけの土地を人の手で掘っていくのは、気の遠くなるような作業です。
しかし、これを無視して放置すれば、雨が降ったときに水がたまり、雑菌や悪臭の原因となる為、
少しずつ私たちが協力して整えていかなければなりません。
梅雨や真夏の訪れの前に少しでも状況を改善しておく必要があります。他人事ではありませんよ。


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力仕事をした後で、みんなで食べるお弁当というのはおいしいですよ。



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私たちが活動をしていた場所は住宅街だったらしいところなのですが、家はほとんどが基礎を残すのみで私たち以外に人影も無く静かで異様な光景です。



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カタチが残った家も、住めるレベルの話ではありません。全てを綺麗に壊すのもまた大変な話です。
この土地に人がまた戻ってくるのはいつになるのか全くわかりません。



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家だけでなく、潰れた車はそこら中に転がっています。



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津波で壊された家の中には、まだ新築間もないような家もたくさんあり、
私は将来自分の家を持ちたいと思っていますから、苦労して建てたばかりの家を津波で流されてしまうなんて、立ち直れないかもしれません。



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歩き回っていて見える生活の跡がとても苦しかったです。



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比較的安全な状態な家をサテライトとして利用させてもらっていました。
このサテライトで対応してくれたのは、岩手以外の件から派遣されて来ている職員の方でした。



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サテライトでは、トイレやお茶やうがい薬、消毒液などが用意されていました。有り難いです。
催されるイベント情報や周辺で見つかった写真を預かっていたり、情報が集まります。
ボランティアの方が持ち込んだスコップなどが寄付され、道具は想像していたより揃っていました。



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私もメッセージを残してきました。

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この日、大槌町では、やっぺし!大槌!再興まつり!が開催されていて、ボランティアセンターの方も早めに行ってしまうし、ボランティアの人も一緒に楽しんでくれた方がいいということで、私たちも参加しました。
楽しかった-。ボランティア仲間とのいい思い出にもなりました。



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自衛隊や企業やお店が協賛して、料理を出してくれたり、生活に必要な自転車などを安く販売したり、無料でメイクをしてもらえるコーナーがありました。
みんな嬉しそうにしてました。避難所生活ではお洒落なんて気にしていられないでしょうから、メイクのサービスなんかはすごくいいと思いました。



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ちなみに、このお祭りが開催されていたのは学校の校庭です。
学校の窓は無くなり、建物の中は蛻の殻。地震後に発生したらしい火災で焼けているところもありました。
そんな中でのお祭りです。



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サテライトの掲示板を見ると、被災地に笑顔を取り戻そうと毎週のように何らかのチャリティーイベントが開催されたり、タレントさんが来たりしているようで、楽しい雰囲気も感じられたのですが、きっとこうしたものが続いても、被災された方々の心にある空しさは解消されることはないだろうと思いました。笑いは絶対必要です。けどやはり、基礎となる生活の改善を一刻も早く進めなければ、心の底からの笑うことなんてできないんじゃないかと、集まる人たちを見て私はそう感じました。少しでも力になりたいと思いました。















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by I_love-JESUS | 2011-06-21 22:31  

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