ついこの前1月だったと思えばもう2月が終わろうとしてる。
置いて行かれそうなくらい時が経つのが早い。
いつの間にかすっかり風は温かくなり、どうやら僕は花粉症を認めなければならないらしい。
春の生ぬるい空気は毎年僕を悩ませる。僕は春が苦手なんだ。
最近単調なようで、いろんな変化がかなり急速に進んでる。いろんな事が変わった。
正月の後すぐ入院した祖母は、今月3日急ぐように他界した。正直言って実感がまるでわかない。
人が死ぬってことへの項目が、まだ僕の脳には準備されていないようだ。
それかどこかで失ってしまったのかもしれない。そんな自分が少し悲しく思えた。
本当はもっと悲しいはずなのに。
去年は母と一緒に祖母も応援してくれていた青梅マラソン。
残念ながらあと数日というところで、祖母は逝ってしまった。入院していた病院は大会公式の待機場所。
そんな、特別な思いを抱えて挑んだ今年の30キロ。
正直言って、練習量は昨年度とは比にならないくらい少なかった。不安でした。
記録更新も出来ずに走るなんて事は自分としては許せないことですから。
昨年は仕事も甘くて時間には余裕あったし、一緒に練習してくれる人もいた。
それに、初めての長距離への恐怖心もあり、とにかく走った。練習した実感を持って本番に臨めた。
今年はある意味、外部要素的な支えが無くなり、実力が試されるレースだった。
あるのは、昨年一度走りきったという経験。
今年もいろんなドラマがあったレースでした。とても簡単に書ききれる程度のもんじゃなく。
相変わらず声援は温かかったし、苦しさもはんぱなもんじゃなかった。
最後の3・4キロは本当に悪夢のような時間で、時間は過ぎるのに距離は全然進まない。
足は言うこときかなくなるし、手は震えてくるし、悪寒がした。明らかに限界を超えた瞬間があった。
死ぬんじゃないかと思った。このまま脚が使い物にならなくなるんじゃないかと思った。
2時間15分くらいで走りきれるくらいのペースから一気にペースダウンし、
終わってみれば昨年とほとんど変わらぬ2時間33分。
全部出し切った感じがした。走りきった後の無力感。ゼロになったって感じ。あの感覚は久々だったな。
少しだけ記録は更新できたものの、やはり練習不足は明かで、満足はできない。来年も出ますよ。
来年こそ2時間半超え、2時間20分超えします。このままでは終われない。
そして、走りきった後のビールは格別においしい。
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